インビザラインで使うチューイーの効果と正しい使い方

インビザラインで使うチューイーの効果と正しい使い方

インビザライン矯正には、ワイヤー矯正では使用しないアライナーチューイーと呼ばれるインビザライン独自のアイテムがあります。
一見なんだかよくわからない、効果もわかりづらいアイテムですが、インビザラインにとっては非常に大事なアイテムでもあります。

この記事では、インビザラインで使うアライナーチューイーについて解説します。
この記事を読むことで、アライナーチューイーの効果と正しい使い方について理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

こんな疑問が解決

  • アライナーチューイーとは
  • アライナーチューイーはどう使うの?
  • アライナーチューイーって使わなきゃいけないの?
  • アライナーチューイーの保管方法

目次

アライナーチューイーとは

アライナーチューイーとは、インビザラインのアライナーを装着する際に使うシリコン製の器具です。単にチューイーと呼ばれることもあり、マカロニのような形状をしています。
インビザライン独自の治療用アイテムで、ワイヤー矯正では使うことはありません。

アライナーチューイーのインビザライン矯正での効果

アライナーチューイーを使用することで、手で押し込んだ時よりも確実にアライナーを歯に密着させることができます。
インビザラインはアライナーの浮き上がりがあると、予定外の歯の移動につながりかねません。
チューイーそのものに顎間ゴムのような直接的な矯正力はありませんが、アライナーを正しい位置にセットさせることで、クリンチェックによるシミュレーション通りに歯の移動をサポートするために欠かせないアイテムなのです。

アライナーチューイーの使い方

簡単にいうと、アライナーチューイーは咬んで使用します。
インビザラインのアライナーを歯につけて指で押し込んだ後、チューイーを前歯で咬みます。前歯で数回咬んで押し込まれたことを確認してから、後ろの方へ順に咬んでいきます。
臼歯部では、片方だけで咬むと反対側が浮き上がるおそれがあるため、2個のチューイーを使って両側同時に咬むようにします。
チューイーを咬むときは、歯1本あたり数回ずつ咬んでいき、アライナーを歯に確実に密着させていきます。

インビザラインのアライナーチューイーの交換時期

アライナーチューイーは消耗品のため、ある程度のサイクルで交換が必要です。
チューイーは弾力のあるシリコンでできていますが、この弾力がなくなったり裂けたりしたら交換時期になります。
アライナーチューイーの弾力は、おおむね10日程度で低下するとされています。できることであれば、毎週新しいチューイーに交換していけると理想的ですが、少なくともアライナーを次のものに交換するタイミングでチューイーも新しいものに換えた方が良いでしょう。

アライナーチューイーの保管方法と注意点

アライナーチューイーを使用した後は、水洗してよく乾かして保存してください。水分が残っていると、雑菌の繁殖につながります。
アライナーのケースにまとめて保管しておくと、紛失しづらいのでおすすめです。
ティッシュなどにくるんでおくと、間違えて捨ててしまったり、家族に捨てられてしまうこともあるので、必ず保管場所を決めておくようにしましょう。

【まとめ】インビザラインで使うチューイーの効果と正しい使い方

インビザライン矯正を成功させるために欠かせない、アライナーチューイーの目的や使い方などを解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。

この記事のおさらい

  • インビザラインのアライナーを装着するときはチューイーを使ってしっかりと歯に密着させる
  • チューイーは消耗品のため1~2週間程度で新品に交換する
  • チューイーは洗浄、乾燥させて紛失しないように保管する

アライナーチューイーは地味ながら、インビザラインによる矯正治療を成功に導くために欠かせないアイテムです。インビザラインをするには、必須アイテムと言っても過言ではありません。
インビザラインを開始する際には、歯科医院でアライナーチューイーの案内をしてもらい、使い方などを指導してもらうようにしましょう。


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