インビザラインが日本市場に参入して以来、その先進性からマルチブラケットと並ぶ矯正治療法として、マウスピース矯正のシェアは年々拡大しています。そして、マウスピース矯正のシェア拡大に伴って、マウスピース矯正を手掛けるメーカーも年々増加しています。
そこでこのコラムでは、現在、日本で利用できるマウスピース矯正の種類と特徴について比較を交えながらご紹介します。
目次
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正について、一般的なメリットをご紹介します。
可撤式
マウスピース矯正では、可撤式のマウスピースを利用して、歯を移動させます。また、食事やブラッシングのとき、マウスピースを外せるといった利便性があります。
目立ちにくい
マウスピース矯正で使うマウスピースは透明です。しかも、歯につけていても、つけていることがわからないほどの薄さです。
矯正治療を受けていることが、わかりにくいというのもマウスピース矯正の利点です。
金属アレルギーでも治療可能
マウスピース矯正は、基本的に金属材料を使わずに矯正治療を行います。そのため、歯科用金属材料などに金属アレルギーがある方にも受けていただけます。
マウスピース矯正のデメリット
マウスピース矯正には、いくつかのデメリットもあります。
自己管理
マウスピースは、1日あたりの規定時間をきっちり守って装着しなくては効果が得られません。
装着時間
マウスピース矯正で歯を動かすためには、製品によって差がありますが、おおむね1日あたり20〜22時間以上は装着しておかなければなりません。
抜歯症例は難症例
歯を配列するスペースが歯列弓にない場合、抜歯してスペースを確保します。
この場合、前後の歯をかなり移動させなければなりません。
マウスピース矯正では、歯の移動が傾斜移動になりやすく、長い距離の移動は困難です。
紛失や破損のリスク
マウスピース矯正は、患者さん自身でマウスピースを脱着しますので、紛失したり、破損したりするリスクがあります。
マウスピース矯正の種類と特徴
国内で利用できるマウスピース矯正の種類と、それぞれの特徴をご説明します。
インビザライン
インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社の開発したマウスピース矯正で、3Dシミュレーションソフトによるデジタル矯正治療の先駆けとして有名です。20世紀末に登場し、2000年代初頭に日本に導入されました。
インビザラインは、印象採得は初回の一回のみで、それ以降はコンピューターシミュレーションでマウスピースを製作しています。
CAD/CAMにより製作されるマウスピースはたいへん精度が高く、手作業で製作したときのような誤差が生じません。このためにインビザラインでは、0.25mmまでの非常に細かな移動も可能となっています。
近年、治療法のバリエーションも増やされており、混合歯列期を対象としたインビザライン・ファーストや、第二小臼歯までの部分矯正用のインビザラインGOが加わっています。
インビザライン矯正のメリットとデメリットは?成人と子供のケースに分けて解説
キレイライン矯正
キレイライン矯正は、前歯部の矯正治療を対象としたマウスピース矯正です。歯列弓全体ではなく、前歯部の部分矯正に特化しているのが特徴です。
臼歯部の矯正治療には適していませんが、キレイライン矯正とマルチブラケットを組み合わせることで、臼歯部の矯正に対応することも可能です。
キレイライン矯正での精度は高く、最小で0.05㎜単位、0.5度単位での治療計画も可能です。
クリアコレクト
クリアコレクトは、インプラントなどで世界的に知られている、歯科医療機器メーカーであるストローマングループが開発したマウスピース矯正です。
口腔内スキャナーや印象採得により得られた歯列弓のデータとCT画像を融合し、専用のアプリケーションソフトで解析した上で、マウスピースを設計・製作しているのが特徴です。
アメリカでは、インビザラインに次ぐシェアを有しています。
クリアアライナー
クリアアライナーは、韓国で開発されたマウスピース矯正です。
日本法人は設立されず、日本国内企業である和田精密技研のライセンス生産により提供されています。
マウスピースの材質が、ソフト・ミディアム・ハードの3タイプあります。10日おきにマウスピースの強さを変化させて、30日ごとに次のステージにステップアップしていく仕組みになっています。
基本的には、移動量の少ない軽度な歯列不正を対象としたマウスピース矯正になっています。
アソアライナー
アソアライナーは、クリアアライナーと同じです。
クリアアライナーのかつてのライセンス生産企業、アソ・インターナショナル社がクリアアライナーではなく、アソアライナーと命名していたからです。
シュアスマイル(SureSmile)
シュアスマイル(SureSmile)は、アメリカのデンツプライシロナ(Dentsply Sirona)社が開発したマウスピース矯正です。
日本市場に参入したのは最近ですが、20年以上にわたる実績があります。
マウスピース矯正ローコスト
マウスピース矯正ローコストは、日本人歯科医師、歯科技工士による国内製造の前歯部に特化したマウスピース矯正です。一部の歯科医院では、全体矯正にも対応しています。
矯正用のコンピューターソフトによるシミュレーションに基づいて、3Dプリンターを用いてマウスピースを製作します。
ローコストでの通院間隔は、2か月に1回程度です。しかも、自宅に直接マウスピースが送られてきますので、通院回数を減らせるという特徴もあります。
Oh my teeth(オーマイティース)
Oh my teeth(オーマイティース)には、前歯部の部分矯正に特化したBasicプランと、全体矯正を行うProプランの2種類あります。
いずれのプランでも、矯正歯科医とパーソナルコーチによる24時間のLINEサポートが受けられます。経過観察もビデオ通話やLINEを利用することで、オンラインで受けられます。
DPEARL(ディパール)
DPEARL(ディパール)は、歯科治療のデジタル化を推進することを目指した株式会社フィルダクトの開発したマウスピース矯正です。
口腔内スキャナーにより得られたデータから、3Dプリンターでマウスピースを作製します。その後は、1か月おきの通院で、歯列の状態をチェックします。
なお、DREARLは、単なる矯正治療を目指しているのではなく、口腔内を包括的に治療することを目指している点で、その他のマウスピース矯正と一線を画しています。
ピュアライン矯正
メーカー公式情報がないため調査中
hanaravi(ハナラビ)
hanaravi(ハナラビ)は、高品質な矯正治療を手軽にすることをコンセプトに、DRIPSというベンチャー企業が2020年に立ち上げたマウスピース矯正です。
hanaraviは、申し込むとまず、印象採得キットとマニュアルが送られきます。これを使ってご自身で印象採得を行い、それを郵送します。すると2〜3週間ほどで矯正プランが提示され、納得できれば歯科医院で口腔内スキャナーで精密な印象採得をする仕組みです。歯科医院に通うことなく、自宅で矯正治療プランが検討できるのがhanaraviの特徴です。
そして、口腔内スキャナーのデータをもとにマウスピースは3Dプリンターで製作されて、自宅に毎月送り届けられます。また、2週間おきにご自身で歯列の状態を撮影し送信してもらうことで、通院しなくても経過観察を受けられます。このような治療体系を採用したことで、初回の無料診断と診察のみ通院し、以降の通院が不要となっています。
hanaraviは、軽度、中等度、それ以上でBasicプラン、Mediumプラン、Proプランに分けられています。
全ての矯正プランで、365日のメディカルサポートが受けられる、ホームホワイトニングを同時に行えるなどの特徴もあります。
hanalove(ハナラブ)
hanalove(ハナラブ)は、口腔内スキャナーと石膏模型の両方に対応したマウスピース矯正です。
シンガポールやタイ、ベトナムなどアジア圏9カ国に展開し、アジア系人種の歯列矯正の症例が豊富です。
料金体系は、前歯部を対象としたイージープラン、前歯部の部分矯正を中心に臼歯部も整えるスマートプラン、歯列全体を整えるプレミアムプランの3タイプがあります。
ウィ・スマイル矯正
ウィ・スマイル矯正は、口腔内スキャナーとシミュレーションソフトを組み合わせながらも、1回お試しプラン1,650円(毎月30名限定)もあり、気軽に試せるマウスピース矯正です。元々、目立ちにくいマウスピース矯正をさらに目立ちにくくするために、マウスピース表面に光沢防止加工を施しています。
そして、治療プランを選べるようにしているのが、ウィ・スマイル矯正の特徴です。最短で1回、その他、4回コース、8回コース、12回コース、18回コース、無制限から選べるようになっています。
@smile(アットスマイル)
@smile(アットスマイル)は、株式会社ビーラボによる国内開発のマウスピース矯正です。診断や検査・シミュレーションなどの、初期費用を無料で提供しています。また@smile(アットスマイル)のマウスピースは、自社生産ではなく、アメリカのストローマングループに生産を委託しています。
回数パックプラン(4回プラン・8回プラン・12回プラン・24回プラン)と定額プランという料金体系が特徴です。定額プランは、最長で5年間の再セットアップ(治療計画の再立案とマウスピースの再作製)が無制限で受けられます。回数パックプランは軽症から中等症に適したプラン、定額プランは重症例に適したプランです。
公式アンバサダーオーディションを開催したこともあるなど、ユニークな取り組みも行っています。
Zenyum(ゼニュム)
Zenyum(ゼニュム)は、シンガポールで開発されたマウスピース矯正です。
AI(人工知能)とML(機械学習)を導入したシミュレーションシステムにより、オンラインでの診療を可能と認め、シンプルでリーズナブルな矯正治療を実現しています。
スマートフォンでご自身の歯列を撮影し、Zenyum(ゼニュム)に送信します。すると、Zenyum(ゼニュム)側で画像診断し、提携歯科医院に連絡します。そして、提携歯科医院で歯科医師による診察やレントゲン撮影を行い、治療計画が作成されます。
その後は、Zenyum(ゼニュム)の専用アプリに10日おきに歯列の写真を送信し、オンライン診療でマウスピース矯正を行う仕組みです。
エミニナル矯正
エミニナル矯正は、一回だけの歯科医院通院で受けられるオンラインタイプのマウスピース矯正です。
SNSツールのLINEを利用して、初回の口腔内診断で申し込みができます。その後は、提携している歯科医院で印象採得とレントゲン写真撮影を受けると、矯正専門医がオンラインで分析し、治療計画を立てるのが特徴です。
マウスピースは、自宅に郵送させる仕組みになっているので、歯科医院への通院が初回の1回だけで済ませられます。
コレクトライン
コレクトラインは、前歯部矯正を目的とした国産のマウスピース矯正です。
国内に開発製造拠点があるため、マウスピース製造を担当する歯科技工士との連携がとりやすいのが利点です。また、マルチブラケット法を併用することで、治療期間を短くすることもできます。
料金体系は、初回1回、3回セット、4回セット、7回セットからなるコース制を採用しており明瞭です。
イークライナー
イークライナーは、クリアアライナーの改良型として誕生したマウスピース矯正です。
印象採得して作製した石膏模型から3Dスキャンデータを作成し、これをベースにマウスピースを作製します。おおむね3週間ほどで、全てのステップのマウスピースが完成します。マウスピースの紛失に備えて、歯列弓の樹脂モデルを作ることも可能です。
アクアシステム
アクアシステムは、国産のマウスピース矯正でアクアフレームというマウスピースにより、前歯部の部分矯正を行っています。ホワイトニングも平行して行えるところに特徴があります。
DENマウスピース
DENマウスピースは、国産のマウスピース矯正です。
1日の装着時間が8〜10時間と短く、短期間でマウスピースを新しく作り替えていくのが特徴です。そのため、齲蝕症が発生した場合にも対応しやすくなっています。
オペラグラス3D
オペラグラス3Dは、国産のマウスピース矯正です。
印象採得により得られた歯列弓のデータをコンピューター解析にかけて、マウスピースを作成します。厚みの異なる3枚のマウスピース(0.5㎜、0.625㎜、0.75㎜)をおよそ1週間おきに交換し、1か月を1クールとして治療を進めます。
歯の移動を3Dでシミュレーションしながらも、一度でマウスピースを作製せず、定期的に印象採得しているのが特徴です。
スマイルトゥルー(Smile TRU)
スマイルトゥルー(Smile TRU)は、アメリカで開発されたマウスピース矯正です。
歯の移動量に応じてレベル1〜4に分類し、矯正治療を進めていきます。なお日本国内では、レベル1およびレベル2のみの提供となっています。
マウスピースの設計はアメリカで行われますが、マウスピースの製造拠点は日本にあります。
マウスピース矯正の比較
各社マウスピース矯正を比較してみましょう。
シェア
No.1:インビザライン(日本国内のみならず、世界シェアNo.1です。)
No.2:クリアコレクト
素材の違い
マウスピースの素材の多くは、ポリウレタンもしくはポリエチレンです。
ポリウレタン製マウスピース:インビザライン・クリアコレクト・@smile(アットスマイル)など
ポリエチレン製マウスピース:DENマウスピース・オペラグラス3Dなど
適応症
マウスピース矯正の適応症は、インビザラインが最も多いです。
- インビザライン:叢生・上顎前突症・下顎前突症・正中不一致・切端咬合・開咬症・交叉咬合・過蓋咬合・空隙歯列など
- インビザラインGO:第二小臼歯までの叢生・上顎前突症・下顎前突症・正中不一致・切端咬合・開咬症・交叉咬合・過蓋咬合・空隙歯列など
- インビザライン・ファースト:混合歯列期の歯列不正など
- キレイライン矯正:前歯部を中心とした叢生・上顎前突症・下顎前突症・正中不一致・開咬症・過蓋咬合・空隙歯列など
- クリアコレクト:叢生・上顎前突症・正中不一致・切端咬合・開咬症・交叉咬合・過蓋咬合・空隙歯列など
- クリアアライナー:軽度な叢生・上顎前突症・下顎前突症・交叉咬合・過蓋咬合・空隙歯列など
- アソアライナー:軽度な叢生・上顎前突症・下顎前突症・交叉咬合・過蓋咬合・空隙歯列など
- シュアスマイル(SureSmile):アライナーの一部をカットすることにより歯へのボタンの設置と顎間ゴム牽引を可能とするなどにより、適応症の幅が広くなっています。歯列の欠損部分の幅が3mm以上ある場合、アライナーにポンティックを設置して対応しています。
- Oh my teeth:前歯部を中心とした叢生・上顎前突・空隙歯列・矯正治療後の後戻り症例など
- DPEARL(ディパール):叢生・上顎前突症・下顎前突症・正中離開・開咬症・交叉咬合・過蓋咬合・空隙歯列・矯正治療後の後戻り症例など
- ピュアライン矯正:メーカー公式情報がないため調査中
- Hanaravi(ハナラビ):叢生・上顎前突症・下顎前突症・正中不一致・開咬症・過蓋咬合・空隙歯列など
- Hanalove(ハナラブ):叢生・上顎前突症・下顎前突症・開咬症・過蓋咬合・空隙歯列など
- ウィ・スマイル矯正:叢生・上顎前突症・下顎前突症・正中不一致・開咬症・過蓋咬合・空隙歯列など
- @smile(アットスマイル):叢生・上顎前突症・正中不一致・切端咬合・開咬症・過蓋咬合・交叉咬合・空隙歯列など
- Zenyum(ゼニュム):前歯部の叢生・上顎前突症・下顎前突症・正中不一致・開咬症・空隙歯列など
- エミニナル矯正:叢生・上顎前突症・下顎前突症・正中不一致・開咬症・交叉咬合など
- コレクトライン:前歯部の叢生・上顎前突症・下顎前突症・正中不一致・開咬症・空隙歯列など
- イークライナー:叢生・上顎前突症・切歯の捻転・交叉咬合・空隙歯列・矯正治療後の後戻り症例など
- アクアシステム:前歯部の叢生・上顎前突症・下顎前突症・正中不一致・開咬症・空隙歯列など
- DENマウスピース:公式記載なし
- オペラグラス3D:叢生・上顎前突症・下顎前突症・正中不一致・開咬症・交叉咬合・空隙歯列・咬合誘導・保定など
- スマイルトゥルー:前歯部から第二小臼歯付近までの部分矯正など。レベル1は前歯部12本が対象、レベル2は前歯部から第二小臼歯までの20本が対象です。
印象採得の回数
マウスピース作製のための印象採得は、「初回1回のみ」がほとんどですが、「1か月おき」のマウスピース矯正もあります。
- インビザライン:原則的に初回の一回のみです。
- キレイライン矯正:初回に1回目の印象採得をします。その後は、歯の移動に合わせてその都度印象採得してマウスピースを作製します。
- クリアコレクト:原則的に初回の一回のみです。
- クリアアライナー:2〜3週間おきです。
- アソアライナー:2〜3週間おきです。
- シュアスマイル(SureSmile):公式記載なし
- マウスピース矯正ローコスト:公式記載なし
- Oh my teeth:初回の一回のみです。
- DPEARL(ディパール):公式記載なし
- ピュアライン矯正:メーカー公式情報がないため調査中
- hanaravi(ハナラビ):初回の一回のみです。
- hanalove(ハナラブ):初回の一回のみです。
- ウィ・スマイル矯正:公式記載なし
- @smile(アットスマイル):公式記載なし
- Zenyum(ゼニュム):初回の一回のみです。
- エミニナル矯正:初回一回のみです。
- コレクトライン:公式記載なし
- イークライナー:初回一回のみです。
- アクアシステム:1か月から1か月半に1回です。
- DENマウスピース:2週間おきです。
- オペラグラス3D:3〜4週間おきです。
- スマイルトゥルー:初回の一回のみです。
○アライナーの交換期間
アライナー、つまりマウスピースを交換する間隔も、マウスピース矯正によって異なります。
- インビザライン:10日〜2週間おきです。
- キレイライン矯正:2週間おきです。
- クリアコレクト:2週間おきです。
- クリアアライナー:1〜2週間おきです。
- アソアライナー:1〜2週間おきです。
- シュアスマイル(SureSmile):2週間おきです。
- マウスピース矯正ローコスト:公式記載なし
- Oh my teeth(オーマイティース):1週間おきです。
- ピュアライン矯正:メーカー公式情報がないため調査中
- hanaravi(ハナラビ):2週間おきです。
- Hanalove(ハナラブ):公式記載なし
- ウィ・スマイル矯正:2週間おきです。
- @smile(アットスマイル):公式記載なし
- Zenyum(ゼニュム):公式記載なし
- エミニナル矯正:2週間おきです。
- コレクトライン:公式記載なし
- イークライナー:7日おきです。
- アクアシステム:公式記載なし
- DENマウスピース:公式記載なし
- オペラグラス3D:1週間おきです。
- スマイルトゥルー:2週間おきです。
○通院間隔
- インビザライン:2〜3か月おきです。
- キレイライン矯正:1か月半おきです。
- クリアコレクト:2〜3か月おきです。
- クリアアライナー:1か月おきです。
- アソアライナー:1か月おきです。
- シュアスマイル(SureSmile):1か月おきです。
- マウスピース矯正ローコスト:2か月おきです。
- Oh my teeth(オーマイティース):初回以降は、オンラインによる矯正となり原則的に通院不要です。
- DPEARL(ディパール):1か月に一回です。
- ピュアライン矯正:メーカー公式情報がないため調査中
- hanaravi(ハナラビ):初回以降は、オンラインによる矯正となり原則的に通院不要です。
- hanalove(ハナラブ):初回以降は、オンラインによる矯正となり原則的に通院不要です。
- ウィ・スマイル矯正:2〜3か月おきです。
- @smile(アットスマイル):1〜2か月おきです。
- Zenyum(ゼニュム):2回だけ通院し、以降はオンライン診療です。
- エミニナル矯正:初回の一回のみ、原則的に通院不要です。
- コレクトライン:2〜3か月おきです。
- イークライナー:初回の一回のみです。
- アクアシステム:2か月おきです。
- DENマウスピース:2〜3か月おきです。
- オペラグラス3D:3〜4週おきです。
- クリアアライナー:1か月おきの通院です。
○治療期間
- インビザライン:2〜3年です。
- キレイライン矯正:6か月から1年半ほどです。
- クリアコレクト:6か月〜3年ほどです。
- クリアアライナー:6か月〜1年半ほどです。
- アソアライナー:6か月〜1年半ほどです。
- シュアスマイル(SureSmile):1〜3年ほどです。
- マウスピース矯正ローコスト:軽症〜中等症で3〜12か月から、重症例で12か月からです。
- Oh my teeth(オーマイティース):上下前歯の部分矯正プランは3か月。全体矯正は6か月です。
- DPEARL(ディパール):ショートコースで5か月まで、スタンダードコースで8か月まで、ロングコースで12か月まで、ハイブリッドコースで15か月までです。
- ピュアライン矯正:メーカー公式情報がないため調査中
- hanaravi(ハナラビ):Basicプランで5〜7か月、Mediumプランで7〜10か月、Proプランで8〜18か月です。
- hanalove(ハナラブ):5か月からです。
- ウィ・スマイル矯正:4回コースで1か月半〜2か月半、8回コースで3〜4か月、12回コースで4〜6か月、18回コースで5〜9か月、無制限コースで10か月以上です。
- @smile(アットスマイル):回数パックプランは4回プランで1〜2か月、8回プランで2〜4か月、12回プランで3〜6か月、24回プランで6〜12か月です。定額プランは最長で5年間、再セットアップが無制限で受けられます。
- Zenyum(ゼニュム):6か月から最大で15か月ほどです。
- エミニナル矯正:軽度から中等症なら3〜10か月、重症例なら11〜18か月ほどです。
- コレクトライン:6か月から1年ほどです。
- イークライナー:半年からです。
- アクアシステム:数か月〜2年ほどです。
- DENマウスピース:数か月〜2年ほどです。
- オペラグラス3D:数か月〜2年ほどです。
- スマイルトゥルー:6〜8か月です。
○治療費の相場
マウスピース矯正は自費診療ですので、ここでご紹介するのはあくまでも相場です。新しいマウスピース矯正の中には、定額制や回数制などユニークな料金体系を取り入れているところもあります。
詳しい治療費は、受診される歯科医院でご相談ください。
- インビザライン:80万〜120万円です。マウスピース矯正の中では最も高額な部類に入ります。
- キレイライン矯正:マウスピース1つあたり4万円からです。総額では23万1000円〜41万8000円ほどになります。なお、ホワイトニング剤1本がついています。
- クリアコレクト:80万〜110万円です。
- クリアアライナー:30万〜50万円です。
- アソアライナー:30万〜50万円です。
- シュアスマイル(SureSmile):80万〜110万円です。
- マウスピース矯正ローコスト:軽症〜中等症で20万円〜、重症例で80万円〜です。
- Oh my teeth(オーマイティース):上下前歯の部分矯正プランは33万円、全体矯正は66万円です。治療期間やマウスピースの数に関わらず一律料金です。
- DPEARL(ディパール):ショートコースで30万8000円、スタンダードコースで42万9000円、ロングコースで55万4400円、ハイブリッドコースで69万3000円です。
- ピュアライン矯正:45万円ほどです。別途モニター価格もあります。
- Hanaravi(ハナラビ):分割払いでは、Basicプランで月々1万6,500円/24回、Mediumプランで月々3万3,000円/17回、Proプランで月々3万3,000円/24回です。一括払いでは、Basicプランで33万円、Mediumプランで49万5,000円、Proプランで66万円です。追加料金はありません。
- hanalove(ハナラブ):イージープランで21万7800円から、スマートプランで34万8000円から、プレミアムプランで77万円〜です。
- ウィ・スマイル矯正:治療費は、月額1,760円からの定額制です。総額は4回コースで10万7800円、8回コースで23万1,000円、12回コースで35万2,000円、18回コースで51万7,000円、無制限コースで66万円です。
- @smile(アットスマイル):初診・検査・シミュレーション・治療計画の立案は初期費用として無料です。治療が始ってから治療費が発生します。回数パックプランは4回プランで12万円、8回プランで23万円、12回プランで34万円、24回プランで45万円です。定額プランは66万円です。
- Zenyum(ゼニュム):32万4,500円です。
- エミニナル矯正:軽度から中等症なら13〜47万円、重症例なら52〜86万円です。
- コレクトライン:コース回数制です。初回1回コースで20,900円、追加1回41,800円、3回コースで102,300円、4回コースで143,000円、7回コースで266,200円です。
- イークライナー:部分矯正15万円〜、全体矯正40万円〜です。
- アクアシステム:片顎:30万円〜、上下顎:60万円〜です。
- DENマウスピース:50万〜100万円です。
- オペラグラス3D:片顎で30万円〜、上下顎で60万円〜です。
- スマイルトゥルー:30万円前後〜です。
【まとめ】マウスピース矯正の種類22ブランドを徹底比較【2022年版】
今回は、日本国内で利用できるマウスピース矯正の種類と特徴についてご紹介しました。
マウスピース矯正の先駆者であるインビザラインの特許が切れて以降、ここ数年の間に数多のマウスピース矯正が登場しています。中にはD2C(Direct to Consumer)タイプのマウスピース矯正もありますし、定額制や回数制を取り入れたマウスピース矯正もあります。
どのマウスピース矯正を選ぶのか、まずはそれぞれの特徴を十分理解するところから始めましょう。