マウスピースをしたまま飲食はダメ?マウスピース矯正の日常生活での疑問を解決

マウスピースをしたまま飲食はダメ?マウスピース矯正の日常生活での疑問を解決

マウスピース矯正は、透明で目立ちにくく、取り外しができる便利な矯正方法として人気を集めています。しかし、矯正効果を最大限に引き出すためには、1日20〜22時間以上という長時間の装着が欠かせません。
そこで気になるのが、「装着したままどこまで日常生活を送れるのか?」という点です。ちょっと喉が渇いたときや急な外食、あるいは趣味の時間など、マウスピースを外すべきか迷う場面は意外と多いものです。
「飲み物くらいなら大丈夫だろう」「ガムなら噛んでもいいのかな?」といった疑問を抱えたまま過ごすと、思わぬトラブルを招くこともあります。

この記事では、マウスピースを装着したままの飲食や日常生活における注意点を詳しく解説します。
この記事を読むことで、マウスピース矯正中の正しい過ごし方や、やってはいけないNG行動を理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

こんな疑問が解決

  • マウスピースをつけたまま飲んでもいい飲み物は?
  • 外食中や間食の際、マウスピースはどう扱うべき?
  • 喫煙やプール、入浴など日常生活での注意点は?
  • キスをするときにマウスピースが邪魔にならないか心配

マウスピースを装着したまま飲み物を飲んでも大丈夫?

お茶やコーヒー、あるいはビールやワインといったアルコールも、ちょっとたしなむ程度ならマウスピースを装着したままでもOKではないでしょうか?
「どうしても参加しなくてはならない会社の飲み会の席。長時間なのでマウスピースはつけておきたいけど、食べ物はともかくドリンクに口をつけないわけにはいかない」というような場合もありますね。このような場合はどうでしょうか。原則として、糖分を含むジュース、スポーツドリンクなどを飲むと、飲み物がマウスピースと歯の隙間にしみていきます。このため、歯の表面にはずっと糖分が付着したままになり、これが虫歯の原因になります。
人間の歯は本来、汚れや糖分などをある程度唾液が洗い流してくれるようになっています。しかし、マウスピースによってこうした作用が十分行われないため、さらに虫歯になりやすい状態が続くのです。
また、このとき同時に気をつけなくてはいけないのが「酸蝕(さんしょく)」です。虫歯は虫歯菌(ミュータンス菌など)が糖を分解して酸をつくり、その酸によって歯が侵される病気ですが、酸蝕というのは飲食物に含まれる酸によって歯が溶けてしまうことを指します。
従って、糖分(糖質)を含む飲料、酸を含む飲料、いずれもマウスピース矯正時には適さないということになります。ワイン、ビールの類もここでアウトです。ちなみに「マウスピースに飲み物が触れないようにストローで飲む」という人もいますが、これは前歯部分には飲み物が触れなくても、奥歯部分には触れてしまいますからあまり意味がありません。
では、ブラックコーヒーや砂糖を入れない紅茶、緑茶などはどうでしょうか?
結論これらもお勧めできません。というのは、マウスピース矯正で使用するマウスピースは、装着しても目立たないよう透明または半透明の素材でできています。しかし、色素の濃い飲み物を飲むとマウスピースそのものに着色汚れが発生してしまうのです。歯科医師のなかでも「マウスピース矯正中の飲料は水か白湯のみ」という人が多いようです。しかし、歯科医師によっては「色の薄いお茶程度ならOK」という人もいますから、飲み会の席では烏龍茶かジャスミンティでしのぐか、いさぎよくマウスピースを外して臨みましょう。
再びマウスピースを装着する際は、しっかり歯磨き・フロッシングをしておいてください。

マウスピースを装着したまま外食しても大丈夫?

マウスピースを装着したまま食事をすると、硬いものはもちろんご飯のような柔らかいものでもしっかり噛みしめることができません。マウスピースを傷める原因にもなります。このため、当然外食自体は問題ないのですが、マウスピースを装着したままでの外食はNGです。
「仕事の合間にカフェでサンドイッチをつまむ、あるいは移動中にパンを食べ歩きする程度でも、マウスピースを外さないとダメなのか?」というと、残念ながらそのとおりです。こういうところがマウスピース矯正の泣きどころかもしれません。
また、ガムやキャラメルなどの粘着性のある物を噛むのもアウトです。ちなみに「間食ができないから」という理由で、飴を噛まずに口に含んでいる人がいますが、結果的には甘いジュースを飲み続けているのと同じで虫歯の原因になってしまいます。

マウスピースをしたままキスをしてもバレない?

キスの時に「バレるかバレないか」でいうと相手の観察力と自分の演技力による部分が大きいと言えます。
マウスピース矯正は「目立たない」のが最強の強みです。たとえば、インビザラインなどの場合、ミンティアのCMのように顔と顔を近づけて口を開いても、なかなか相手は気づかないと言われています。キスの直前はお互いの目と目を見つめ合うもの。そのとき口を開かなければ、まず大丈夫でしょう。
ただ、こういったものは自己判断の元、自己責任で行うようにしましょう。

マウスピースをしたままの喫煙は大丈夫?

まず、喫煙そのものが歯の美しさや健康には大きな害があります。
喫煙者でもマウスピース矯正ができないというわけではありませんが、タバコのヤニがマウスピースにこびりついて汚れやすくなり、口内の健康に影響を与える可能性が考えられます。また定かではないですが、歯科医師によっては「タバコのニコチンやタールが骨代謝(骨の新陳代謝によって歯を支える骨が変形し、歯を動かす)の妨げになる」と考え、矯正治療がスムーズにいかなくなるとも言われています。

マウスピースをしたままのプールや入浴は大丈夫?

「マウスピース矯正って、1日中マウスピースを装着しなくてはいけないということは入浴中もつけっぱなしにしておかなくてはいけないの?」という疑問を感じる人もいるでしょう。その通りで、入浴中も装着していて大丈夫です。また、旅行で温泉などに入ったり、行楽に行ってプールで泳いだりという際にも装着しっぱなしで特に問題はありません。
むしろ、可能な限りマウスピースは外さないほうがいいでしょう。ただ、運動やスポーツなどの際に奥歯を食いしばるなど、マウスピースを傷める可能性がある場合は歯科医師と事前に相談してみましょう。

【まとめ】マウスピースをしたまま飲食はダメ?マウスピース矯正の日常生活での疑問を解決

マウスピース矯正中の飲食や日常生活での注意点について詳しく解説しました。
この記事では、下記のようなことが理解できたのではないでしょうか。

この記事のおさらい

  • 原則、装着したままの飲食はNG(飲み物は水や白湯はマウスピースをしたままでもOK)
  • マウスピースを装着したまま、糖分や酸、色素の強い飲料を飲むと虫歯や着色のリスクがさらに上がる
  • 食事の際は必ず取り外し、食後の歯磨きやフロスを徹底してから再装着する
  • 喫煙や入浴、プールは基本装着したままでも問題ないが、スポーツは噛み締めがあるため担当医と要相談

マウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正に比べて自由度が高いのが魅力ですが、その分「自己管理」が非常に重要です。特に装着したままの飲食は、虫歯のリスクを高めるだけでなく、マウスピース自体の変形や着色の原因にも繋がります。
「これくらいなら大丈夫」という油断が、矯正期間を延ばしてしまったり、歯の健康を損なったりする可能性があることを忘れないようにしましょう。
マウスピース矯正は、日常生活におけるルールを正しく守ることで、よりスムーズかつ健康的に美しい歯並びを目指せます。もし判断に迷うことがあれば、担当の歯科医師に相談しながらストレスのない矯正ライフを送っていきましょう。


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